2008年8月17日日曜日

ブラインドによるワインテイスティング講座  2008年8月

イベント ブラインドによるワインテイスティング講座
主催  ワイン専門平野弥

第1弾: 同一生産者で同一ビンテージ
①極薄い透明に近い黄色で多少緑が入る。オレンジと蜜の明るい印象の香り。
 多少トロミがあり、爽やかな柑橘系の甘みとリンゴの蜜の甘み。余韻が長く、オレンジグレープフルーツの 爽やかな香りが鼻を抜ける
②色は①に似ているが緑色が強い。蜜と深くしめった感じの香り。マンゴーやメロンのトロリとした柔らかい甘みと、ライムのような香りが鼻に抜ける
 → 柑橘系の爽やかでミネラルの硬質な印象があったので①はシャルドネ、柔らかいボケた甘みから②を アリゴテとして、品種の違いと推測
 ⇒ 答え
   ①②ともにアリゴテ。商品違い(ステンレスタンクと樽熟成の違い)
   ①2006年 Bourgogne Aligote ( 生産者: Chevrot )
   ②2006年 Bourgogne Aligote "Tilleul" ( 生産者: Chevrot )



第2弾: 同一生産者で同一ビンテージ
①やや黄金に少し緑色。少しの柑橘と蜜、バニラ。澄んだ味わいでグレープフルーツの酸味。
 余韻にヨーグルトと蜜の風味と香り。
②薄い黄金に少し強めの緑色。苦い(焼き栗)、蜜、バニラ、白桃の香り。黄桃の甘みとグレープフルーツの甘皮の苦味。余韻にグレープフルーツの苦味
 → ムルソーの格違いと推測
 ⇒ 答え
   ピリュニー・モンラッシェとムルソー。言われるとそうかと思うがムルソーの印象が強くて混乱
   ①2005年 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Folatieres ( 生産者: Coche-Bouillot )
   ②2005年 Meursault-Goutte D'Origine ( 生産者: Coche-Bouillot )



第3弾: 同一生産者で同一ビンテージ
 ①少し紫が入った少し濃い目の赤色。若い杉、赤い果実の甘い香り。さらさらして渋く、鼻にハーブ(杉) が抜ける
 ②①より少し紫が強い色。森、高級建材と赤い果実の香り。さらさらして渋く、①よりは少し甘い。
  鼻にハーブ(杉)が鼻に抜ける
 → 差をほとんど感じられなかった。樽っぽさがキツイのが印象的
 ⇒ 村名違い
   ①Gevrey-Chambertin Les Seuarees ( 生産者: Lucie et Auguste Lignier )
   ②Morey Saint Denis ( 生産者: Lucie et Auguste Lignier )
   後の説明でGevrey-Chambertinは骨格が出て、モレは和風と聞いて飲むと、確かにそう感じる



本日の勉強会終了
あとは、試飲した残りの飲み会。
同席された方がある目的で開けたボトルを少しいただきました。(ごちそうさまです)
1990年?(2004?) Beaune Domaine Bernard Delagrange
本日の赤の中では一番飲みやすかった