2009年2月22日日曜日

ブラインドによるワインテイスティング講座  2009年2月

イベント ブラインドによるワインテイスティング講座
主催  ワイン専門平野弥
テーマ 5000円以上のワイン持ち込み

平野弥の引越しに伴い、この講座を店舗で行うのも最後ということで
持ち込みのブラインドテイスティングが開催された。
テーマは5000円以上でおいしいワイン。


・ Gilles Remy NV Cremant de Bourgogne Blanc de Noirs
 まず乾杯用で平野さんからクレマン。飲みやすい。
・Lucie et Auguste Lignier(リュシー・エ・オーギュスト・リニエ) FIXIN 2005
 そして、白の持込が少なかったので開けられたのがこちらで、鉱物のような印象を持っているが、
 今回は厚みを感じた


・Flowers Sonoma Coast Pinot Noir (Sさん)
  ボリュームや甘味がのっているのでカリフォルニアっぽいが、少し洗練された感じなので
  ニュージーランドかカリフォルニアでドルーアンを想像したが違った。おいしい。
・NOELLAT GEORGES Nuits St Georges Premier Cru Les Boudots 1998 (SSさん)
  鰹節の澄まし汁に梅の風味があって旨みののった味わい。平野弥定番なので皆当たる
・Rosso vino da tavola 2007 (YMさん)
  いくつかの葡萄の味は感じられるが何の品種かは分からない。葡萄を混ぜることによって
  洗練さと厚みを持たせた印象を受ける。 テーブルワイン扱いになっているようだが高品質


・LA FLUTISTe Kizan (私)
  皆と重ならず、面白くかつおいしいものということで、機山洋酒工業のブランデーを持ち込む
  チョコレートやカカオなど甘い香りと甘味があるが、根底に甲州葡萄の濃厚なエキスがあり、
  柔らかくも鮮烈な香りと味わい。昭和63年産甲州種100%使用で2007年リリース品。
  山梨県笛吹川東側が栽培地で、平成元年の1月に蒸留-フランス産のオーク樽の中で10年間熟成
・COGNAC Vieille Riserre Grande Champagne 1er Cru de Cognac
  平野さんが比較(勝負?)で出してくれたコニャック
  内包的でアルコールは強く厚みはあるが柔らかで空中でオブラートに包まれているような印象
  やはり個人的にはキザンのFLUTISTeが好み。


・Reichsgraf von Kesselstait 1989 Piesporter Goldtropfchen Riesling Eis Wein (Aさん)
  かなり濃い小麦とゴールドの少しくすみの入った色合いで、香りは柔らかなリースリング
  甘口ということで飲んだが、甘ったるさはなく澄んだ感じで黒く沈んだ印象を受けた。
  熟成からくるのか、通常のアイスワインとは異なる印象。皆アウスレーゼかベーレンと推測
・Donnhoff 2000 Riesling Auslese (Aさん)
  色は濃いが透明感と照りのある色合い。香りはリースリング
  やはり黒い印象はあるが、垢抜けていたシャキッとした味わい。


勢ぞろいした写真


・R.Lopez de HEREDIA 1964 Tondonia Gran Reserva (平野さん)
  古酒ですね。この年代で酸味があり、瑞々しさがあるのはさすが平野弥!
  このクラスになると国や品種はまったく分かりません。 古酒好きには堪らない雰囲気でしょう。

←Domaine Des Equipment Maranges Cote de Beaune 2005 
こちらも平野さんが開けてくれた1本。何かの比較用だったように思うが忘れてしまった。



記念に引越し前のセラー室を撮影


今週、平野さんがフランスで購入されてきた香りエキス。
樽バージョンと、ワインに有ってはいけない香りバージョン。ブショネなどもあり、楽しく、結構遊べる

今回も沢山飲ませていただきました。いつもと趣向が異なり、バリエーションも色々で楽しかった。
皆様、ご馳走様でした。