2009年9月5日土曜日

今おいしいワイン by 平野弥 ★クローズの会

イベント 今おいしいワイン ★クローズの会
主催 ワイン専門平野弥

平野弥の旧住所近隣で集まったクローズの会が開催された。


いつもの通り、ワインリストが作成されている。
食事は購入品と平野さん、Nさんが調理された料理たち。鴨肉は焼き入れされてジューシーでおいしい。豚のニンニクソースが利いて美味。


チーズ類、茄子のワインビネガー漬け、彩りサラダ。全体に彩りもよくいい感じ。


Chevrot NV Cremant de Bourgogne (シュヴロ クレマン・ド・ブルゴーニュ 白)
白い実の果実香が甘く、やわらかく香る。 コップということもあり、ゴクゴク飲める。おいしい。今年入荷時のシュヴロ系の会よりもすごくおいしくなっている。

・2006 Château Marjosse (シャトー・マルジョス 白)
香りは弱い。スッと入っていく。柔らかい印象。

・Chevrot 2007 Santenay Blanc (サントネイ・ブラン 白)
栗の甘皮の香りがふんわりと香る。味わいは香りと印象が異なり、酸がきれいで、グレープフルーツやライムのような柑橘系の余韻が最後にピリッとやってくる。


・Cordier Pere et Fils 2006 Pouilly Fuisse Vielles Vigne(コルディエ プイィ・フュイッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュ)
やはり栗の甘皮の香りがふんわりと香り、こちらの方がマルジョスより香りに厚みがある。味は深みと厚みがあり、中域のボリュームが多い。柔らかな印象。少しボヤケた感じにも思える。

Domaine des Bois Lucas  2008 Cot Rose (ボア・ルキャ コート・ロゼ)
驚くのはすごい粘度。ねっとりしたネクターのような粘性があり、トロットロ。色合いも普通のロゼとは異なりパステル調。香りには白桃の成分があり、味わいもねっとりした成分はあるものの、スーッと入っていく。かなり特徴をもったワインで、片田舎にありそう。Mさんの持ち込み品。おもしろい。

・ピザは色々な種類


・2002 Château Marjosse (シャトー・マルジョス 赤)
香り、味わいともにボルドーで熟成感がある。赤の1本目なのでおいしいが、飲み続けると酸とタンニンが強く感じてくる。もっと熟成された方がおいしいかもしれない。


Reignac 2003 (レイニャック)
果実と熟成系の香り。口に含むと果実がふわっと現れたあとは、トゲトゲしくない酸と水源の雰囲気が舌を滑り流れ、舌の奥へ奥へと進んでいく。途切れなく、どこまでも突き抜けていく。同じレイニャックの某所の蔵出しとは全く異なり、水源が感じられ、奥へ進んでいく感じがすばらしい。平野弥テイストに共通する瑞々しさ。

・ナゲット
チキンではなく、魚風味がある。これはこれで悪くない。


・Denis Mortet 2004 Gevrey Chambertin "Mes Cinq Terroirs"(ドニ・モルテ ジュヴレ・シャンベルタン”メ・サンク・テロワール”)
果実香はするが、すでに熟成した雰囲気もあり、やや冷涼な印象。少しの黒果実と梅、出汁のような風味が舌全体に平面に張るような味わい。

・Gerard Quivy 2005 Chapelle Chambertin Gran Cru(ジェラール・キヴィー シャペル・シャンベルタン・グランクリュ)
前銘柄と似た感じだが、味わいの梅がやや強め。前銘柄の方がよりバランスが取れている。


Marc Kreydenweiss 2005 Alsace Pinot Gris Clos Rebberg Vandange Noel(マーク・フライデンヴァイス アルザス・ピノ・グリ・クロ・レベルグ・ヴァンダンジュ・ノエル)
黄色にオレンジの入った濃い目の色合い。ピノ・グリなのにリースリングの香りが漂う。味わいにも風が感じられ、ねじれて自分に向かってくるような印象を受ける。印象として受ける風の雰囲気がニュージーランドを思わせるところもある。


本日もMさん持込含めて全部で19本と沢山飲ませていただきました。ご馳走様でした。今回の中ではシュヴロのクレマンとサントネイ、コルディエのVV、レイニャックが良かった。時間が限られていて、最後に慌しくなりましたが、和やかで楽しいワイン会となった。