2012年5月5日土曜日

ワイン専門平野弥テラスDEワイン会 偉大なるドイツワイン

  
ブルーラインの中川駅にある「ごえてん」さんで昼食を取り徒歩で平野弥さんに向かう。途中の川に鴨の親子が泳いでいて微笑ましい。平野弥さん向かいの竹林には竹の子が巨大化した黒い竹がにょきにょきと生えている。

  
平野弥さんにて5月4日、5日と2日間ほぼ同じ内容で開催されたドイツワインの会。本日5月5日は14名の参加者。

  
泡の1本目。
・Schloss Reinhartshausen(シュロス・ラインハウツハウゼン)
Schloss Reinhartshausen Riesling Cabinet Sekt Trocken NV(シュロス・ラインハウツハウゼン・リースリング・キャビネット・ゼクト・トロッケン)-Rheingau
甘さのある香りで、酸味もありホワンとした甘味がある。

  
泡の2本目。リストに抜けていたNo.2。
Furstlich Castellsches Domanenamt(旧カステル大公国管理局)
Schloss Castell Flaschengarung Brut(シュロス・カステル・フランケンゼクト・ブリュット)
色が濃い。苦味が先にきてその後はすっきりする。すっきりミネラルと柑橘果実の酸味が進み鼻に抜ける。

  
リストにない追加ワイン。
Furstlich Castellsches Domanenamt(旧カステル大公国管理局)
Silvaner 2010(シルバーナ)
グッとする花が一箇所に集中して集まった香り。高いトーンの花の風味がある。

  
Furstlich Castellsches Domanenamt(旧カステル大公国管理局)
Casteller Bausch Meller-Thurgau Kabinett trocken 2009(カステル・バオシュ・ミュラー・トゥルガウ・カビネット・トロッケン)-Franken
大人しいいがいい香り。薄い果実味と酸味苦味が順番にスムーズにくる。

  
Furstlich Castellsches Domanenamt(旧カステル大公国管理局)
Casteller Kugelspiel Silvaner Kabinett trocken 2008(カステル・クーゲルシュピール・シルバーナ・カビネット・トロッケン)-Franken
すっきりした味わい。酸味がピリピリとして旨味も出てくる。酸味が印象的でプチプチとした酸味が連続するのでピリリーと進んでいく。トロッケンになると色が濃く、普通のシルバーナと比べると違いが明らか。

  
Staatliche Weinbaudomaenen Trier(トリアー州立醸造監督局)
Avelsbacher Hammerstein Auslese 1997(アヴェルスバッハー・ハマーシュタイン・アウスレーゼ)-Mosel-Saar-Ruwer
灯油、花の華やかな香り。霞んだくもりのような雰囲気があり、丸く旨味がある。柑橘系果実の風味も活きている。

  
Domdechant Werner'sches Weingut(ドムデキャント・ウェレナー家)
Hochheimer Domdechaney Spaetlese 2007(ホッホハイマー・ドムデヒャイ・スペートレーゼ)-Rheingau
重みと膨らみがある。甘味がとろりと強く、その奥に酸味がピリリといる。分かりやすいおいしさの味わい。

  
おまけで追加されたワイン?
Prinz zu Salm-Dalberg'sches Weingut(ザルム公爵家醸造所)
Scheloss Wallhausen Riesling Auslese 1997(シュロス・ヴァルハウゼン・リースリング・アウスレーゼ)
灯油の香り。深みあるが酸味があるのでスッキリしている。

  
Weingut Reuscher-Haart(ロイシャー・ハールト家)
Piesporter Goldtropfchen Riesling Q.b.A 1990(ピースポーター・ゴールドトレプフェン・リースリング)-Mosel-Saar-Ruwer
柑橘果実の酸味が軸となって進む。長細いエクレア形状にほわんとした風味があり、その中を酸味がしっかりと走っていく。果実の花の香り、杏子の風味、ブドウの実を凝縮させていくつかの花の香りを閉じ込めた風味、紅茶の風味などもある。

  
Egon Muller(エゴン・ミュラー)
Scharzhofberger Kabinet 2007(シャルツホフベルガー・カビネット)-Mosel-Saar-Ruwer
大人しいが花の華やかさ、少しのダンボール、リンゴの酸味。スッキリした色合い。

  
 
Egon Muller(エゴン・ミュラー)
Scharzhofberger Spatlese 2005(シャルツホフベルガー・シュペートレーゼ)-Mosel-Saar-Ruwer
旨味と酸味が利いていてピリリと花の風味が広がる。濃くてすっきり。

  
Joh.Jos.Prum(ヨハン・ヨセフ・プリュム家)
Wehlener Sonnenuhr Spatlese Riesling 1993(1.5L)(ヴェレンナー・ゾンネンウーア・シュペートレーゼ・リースリング)
強い灯油の香り。柔らかい風味。酸味がキラキラするが柔らかい味わい。

  
  
 
料理の数々。竹の子がとうもろこしのような甘味があってシャクッとした歯応えでおいしかった。

 
  
ドイツワインのラインナップ。マグナム1本を含めて12本。

  
・Nicolas Rossignol(ニコラ・ロシニョール)
Volnay 1er Cru Clos Des Angles 2005(クロ・デ・ザングル)
白ばかりだったので希望者のリクエストで追加した1本。濃く、核のある香り。黒く濃いが軽やかさもある。酸味がしっかりしている。果実の酸味が強い。ポマールっぽさがある。

このワイン会で出たドイツワインは全て長野県の石橋コレクションさんが輸入されているもの。とても状態がいい点が共通し、酸とミネラルが余韻まできれいに伸びていく。ワインの味わいとしてはドイツワインの格付けの通り、QbA→QmP⇒Kabinett→Spätlese→Ausleseと色が濃く、甘味も強くなっていく。14名参加で赤を入れて13本なので量はそれほど多くはないが甘味が強いのでかなり飲んだ気になる。料理もきちんと出てくると知らずかなりお腹一杯になった。本日もおいしいワイン、料理ありがとうございました。開始時間には日差しで熱かったがやはりテラスは気持ちいい。

ワイン専門平野弥
横浜市都筑区荏田南町4212-1 045-915-6767 13:00-19:00 月火休