2015年6月7日日曜日

新規輸入業者(トゥージィ)+新着ワインの試飲会 その3

その2のつづき。ここからは主にラシーヌさんの新着ワイン。


(19) Domaine de l'Ecu Vin Mousseux Cuvée Ludwig Hahn  @フランス 輸:ラシーヌ
(ドメーヌ・ド・レキュ ヴァン・ムスー キュヴェ・ルートヴィッヒ・ハーン)
甘いクリーム、木の香り。木は少し朽ちていて、酢酸の香りもある。味わいは厳しい。リンゴの風味はある。音符の絵が入っているエチケットがカジュアルでいい感じ。(2800)<>


(20) Richard Cheurlin Brut Carte Noire  @フランス 輸:ラシーヌ
(リシャール・シュルラン ブリュット カルト・ノワール)
馬小屋臭に牛乳が加わる。味わいは変な苦味ががあり、残念ながらおいしくなく、本来の状態ではない。(4700)<>


(21) Château VARI Le Petit VARI Bergerac sec 2014  @フランス 輸:ラシーヌ
(シャトー・ヴァリ レ・プティ・ヴァリ ベルジュラック・セック)
青いグリーンの香りにお菓子のラムネが混じる。薄いグリーンの味わい。(1800)<1200>


(22) Château VARI Bergerac sec 2014  @フランス 輸:ラシーヌ
(シャトー・ヴァリ ベルジュラック・セック)
前者と同じ傾向の香り。味わいは薄く、それに樽の風味が加わる。前者の格上になるが、前者の方がまだおいしい。(2000)<>


(23) Eva Fricke Rheingauer Landwein Riesling Trocken - Silvercrown 2013 @ドイツ 輸:ラシーヌ
(エファ・フリッケ ラインガウ・リースリング・トロッケン - シルバークラウン)
香りがすごくおもしろい。すごい香りで喩えるならカブトムシ。すごい味で、酢酸の風味がすごく強い。(7600)<>


(24) L'Arco Recioto della Valpolicella Classico 2009  @イタリア 輸:ラシーヌ
(ラルコ レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ)
インク、墨汁、セメダインなどが香る。味わいはすごく甘い。レチュートとしての甘さ。むむっ()<>


(25) L'Arco Valpolicella Classico Superiore 2009  @イタリア 輸:ラシーヌ
(ラルコ ヴァルポリチェッラ・クラッシコ・スペリオーレ)
チョコ、紅茶、ブランデー、セメダインなどが香る。味わいはシェリー、アルコールの高さがすごくある。セメダインと酸化風味がなければ要素は多く、凝縮感がある。(10500)<4800>


(26) Salvatore Molettieri Irpinia Aglianico Cinque Querce 2009  @イタリア 輸:ラシーヌ
(サルヴァトーレ・モレッティエーリ イルピニア・アリアーニコ・チンクエ・クエルチェ)
馬小屋臭にセメダイン、酢酸の香り。口に含むと、「おぉおぉぉー」っとうなるような苦味とエグミが迫ってくる。(3000)<>

ここでデザート


横浜ベイシェラトン ペストリーショップ「ドーレ」の「今月のケーキ」”Hortensia(オルタシア) ~あじさい~”。外観がまさに紫陽花のようにきれいで、味わいは和風で卵白の風味があり、ムースっぽい中間層がさっぱりとする。


(27) Cordier Pere et Fils Saint Veran En Faux 2013  @フランス 輸:エスプリデュヴァン
(コルディエ・ペール・エ・フェス サン・ヴェラン・アン・フォー)
ミネラルがバーンっと平面状に広く張る。味わいはミネラルと酸味が主体で果実味が他の要素と比べると弱い。ボトル差か表情が出ていない。


(28) Cordier Père et Fils Macon Aux Bois d'Allier 2013  @フランス 輸:エスプリデュヴァン
(コルディエ・ペール・エ・フェス マコン・オーボワ・ダリエ)
ミネラルに甘い香りが合わさる。グリーン系の香り。味わいも


(29) Cordier Pere et Fils Saint Veran En Faux 2013  @フランス 輸:エスプリデュヴァン
(コルディエ・ペール・エ・フェス サン・ヴェラン・アン・フォー)
27と同じ銘柄のボトル違い。ミネラルが張り、澄んだ香り。甘味を抑えたすっきりしたグレープフルーツなどの果実が香る。口に含むと、大理石のような平面が口奥へ向かって現れ、その潤いをもった表面の上を酸とミネラルが競争する可能にギューンっと伸びていく。理系な表現をすると、電磁波のように電場と磁場が相互に作用しながら進んでいるようで、大理石の表面を滑るように走っていく。ワイン教室5月号で飲んだときの方がリッチだった。教室のときは輸送して時間が経ってなくたまたますべての表情が出ていたようです。


(30) Palladium Soave @イタリア 輸:アビコ
(パラディウム ソアヴェ)
青さのあるすごいグリーン、アルコールが発つ香り。味は薄く、ミネラルや火打石、緑と青色を思わせる風味がある。


(31) L'Arco IGT Rosso del Veronese 2010  @イタリア 輸:ラシーヌ
(ラルコ ロッソ・デル・ヴェロネーゼ)
ジャム、しらす干し、磯、海苔、土、ハーブ、ローズヒップ、杏仁、杉など沢山の要素が香る。味わいは海苔、表情は出ている感じを受けるが薄め。(3100)<1850>
※写真を撮り忘れたのでボトルの集合写真を使っています。右3本がラルコのワインで、このボトルは右から3番目のクリーム色のエチケット。


(32) Domaine de la Louvetrie, Pierre Landoron Vin Mousseux de Qualite Brut "Atmospères" - Méthode Traditionnelle NV @フランス 輸:ラシーヌ
(ドメーヌ・ド・ラ・ルヴトリー、ピエール・ランドロン ヴァン・ムスー)
ミルク感のある香り。熟成香にムシ、さなぎ、クリームなどが香る。味わいは薄くてすっぱい。以前はデイリーの泡として利用していたが最近は使えないので何とか復活して欲しい。()<>


(33) Laherte Frères Les Vignes d'Autrefois 2008 @フランス 輸:ラシーヌ
(ラエルト・フレール レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ)
ムシの香り。味わいはすっぱくて、うすい。炭酸水にレモンを入れたような感じ。過去に生産者に飲ませてもらったことがある発酵過多のワインに雰囲気が似ている。気張るまでもない程度でおいしい泡を飲みたいときによく使い、飲むと幸せになれる泡だったので、これも何とか復活して欲しい。


石川町駅の裏通り側を元町側にできた ジェラテリア&カフェ アレッタさんのジェラート。2015年4月16日に開店したばかりのようで、横を通っているはずが気づきませんでした。サングリア、ブラッドオレンジ&ホワイトラム、トマトソルベ、ルバーブの4種類。サングリアは南国フルーツやバナナ風味でおいしい。オレンジはピンクグレープフルーツの風味と旨味。トマトはヘタの風味もあり、グリーンな風味と旨味がある。ルバーブはねっとりした舌触りで甘さとフキっぽい青さがある。それぞれ素材の味がそのまま楽しめる。


全部で33本と沢山飲ませていただきました。途中修行のような感じになりましたが、色々と飲めて楽しかったです。皆様、ごちそうさまでした。